思えば今日初めて1人の夜を迎えた。
正確にはちびすけがいるわけだけど
今まではネヅさんが隣で当然のように眠っていたし
ちびすけが産まれる前までは両親が当然のようにいた。
昨日も疲れている中ネヅさんが付き添ってくれていた。
だからこれからやってくるであろう現実に気づかなかったのかもしれない。
これからさらに手の掛かっていくちびすけ
老いていく私
若いネヅさん
ネヅさんと男女としてつながって居続けたいと願う私はなんて高望みなのだろう。
独りになってでもこの子を守ると覚悟を決めていたのに
ネヅさんが他の素敵な女性と歩くことを決意したとき
私はその現実を受け入れられるんだろうか?
今の私にはネヅさんを引き留めてい続けることも
現実を直視することも自信がない。
ちびすけは人肌恋しいらしく今は私の胸で寝ている。
でももしもゆるされるのであれば私はネヅさんに抱かれて眠りたい。