あまり私は監督がどうとか、というより話の内容や女優さん、
俳優さんで観たりすることが多い。
この映画はストーリーは特に聞いていなかったけど是非観たいと思っていた。
とても配色が印象的だったからだ。
北野武の映画を観るのはこれで2本目。
初めは「BROTHER」。
どうも暴力的なところが嫌いで観ていなかったけど、
弟が観ていたのを横で結局最後まで見入ってしまった。
2本ともそうだったけど、とても、とても台詞が少ない。
また、ナレーションで状況を説明することもない。
代わりに視覚に訴えることにすごく力を入れていると思う。
一つは色。
今回は「赤」がとても印象に残った。
時には残酷で、時には鮮やかで
物語の要所要所に使われている。
だから、私は悲しいけど「秋」が好きだ。
そしてもうひとつ思ったこと。
自分は日本人であるのにもかかわらず、日本伝統芸能ってぜんぜんしらないなぁって。
今回は文楽だったけど、観たことあるのって歌舞伎くらいしかない。