更紗の日記

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本当は

今すぐ消えてしまいたい。
ずっとそう思っていた。
いつからだろう。
多分、kairasuと別れてからじゃないだろうか。
罪の意識でいっぱいだった。
でも元には戻れなかった。
一人になってでも一つの想いを貫きたかった。
あの行動に後悔はない。
よっし〜とは結ばれないことはわかっていた。
でも心の底から好きだった。
喧嘩ばかりだったのもあの人が最初で最後だと思う。
たくさん泣いた。たくさん切ない思いをした。
あまり笑顔だった記憶はないけれど、一生懸命だった。
あの時生きているってココロから思えた。


魔法使いさんとのことは自分にとっては今でも不思議だ。
どうして好きになったの?どうして好きになってくれたの?
どうして二人きりで会ってくれるの?
あの人の気持ちを確かめる勇気はなくて何も聞けなかった。
この関係は許されることではないし。
好きだったけれど憧れだった。
仕事が出来て思いやりがあって頼りがいがあって
何より博識と教養がある。
恋とはちょっと違う気がした。
指で数えるくらいしかキスや触れることをしてないけれど
同じ時間を共有しているだけで満たされている気がした。
「妻も子供もいるから最後まで出来ないからね。」
そこから始まったからどこかで冷めていた私がいたのかもしれない。
最後に会ったとき、自分から気持ちが離れていることに気がついた。
ネヅさんがいたからだと思う。
冷静になってあの人を見たとき、
家庭の中で満たされないところを外で充電しているのだと思った。
当時奥さんやお子さんの話を聞くのは辛かったけれど
そうしていることでバランスがとれていたんじゃないかな。
いい旦那さん、いいお父さん。
ただ、恋だけは外で。
許されることではないけれど、そこまでエリートにはなれないということなんだろう。


ネヅさんと会って、私は一生彼にとって一番下の女になるんだろうと思っていた。
初めから二股をかけられていたし、それを承知でつきあっていたわけだし。
私は好きだと言われたことはない。
「これ以上好きになってくれる人は現れないと思って」
から始まったつきあい。
「そんなはずはない」
と言ってもネヅさんは自分で経験したことが全てであって
その時は聞き入れてくれなかった。
実際現れてしまって現状があるわけだけど。


どうか、彼が幸せになると言うのであれば
ちびすけが幸せになると言うのであれば
今すぐ私をここから連れ出してください。
病気になったらすぐに別れようと思います。
私がここにいるのは、身体も心も安定していて
ネヅさんを助けてあげられると思えるから。
ただ、それだけ。